自治体が抱える課題に挑戦せよ!~地方の農業を支える新しいつながりを創る~
Takizawa Hackathon は、ものづくりに興味のある岩手の学生間の交流の場です。集まった仲間とチームを立ち上げ、目的を共有し、お互いを尊重し磨き合える関係で世の中へ価値あるものが生まれる場を育てています。
前回開催(Takizawa Hackathon Ver.6 2024年6月29日・30日)に引き続き、ブレインアーツはスポンサーとしてTakizawa Hackathon Ver.7に参加いたしました。
当日の模様について紹介いたします。
Takizawa Hackathon
https://takizawa-hackathon.com/
Takizawa Hackathon Ver.7 詳細
https://takizawahackathon.connpass.com/event/336630/
前回記事:滝沢ハッカソンへ参加してきました!
https://brain-arts.net/takizawa-hackathon/
滝沢市の農業が抱えるリアルな課題に切り込む
Takizawa Hackathon Ver.7 は、2025年3月15日、16日の二日間、滝沢市役所内会議室で行われました。
テーマに関する参考情報は、滝沢市経済営業部農林課より発表。国内的な農業の現状や農業の重要性、滝沢市の農業事情、特に戸数の多い米農業に関する課題などが共有されました。また、滝沢市市長の武田哲氏より、滝沢市の現状や米農家の実体験についてもお話があり、参加者はこの内容を踏まえてハッカソンに挑みます。
「滝沢市の農業の課題」と題して情報共有をする滝沢市経済営業部農林課
滝沢市の現状と、米農家としての経験をシェアする滝沢市市長
滝沢市の農業に精通した「チーム滝沢」と課題について考える
学生たちは3チームに分かれ、テーマに沿ったプロダクトの開発に挑みます。
今回のTakizawa Hackathon Ver.7 では、滝沢市の農業についてはもちろんのこと、滝沢市のことに関してはプロフェッショナルな滝沢市役所職員が「チーム滝沢」として、アイデアソンに取り組む参加者に対し、情報提供者としてサポートを行ったことが特色としてありました。
学生たちは、現場のリアルに触れ、より深いアイデアを出し合っていました。
チーム滝沢のメンバーと議論する学生たち
アイデアを付箋に書いてマッピングしている学生たち
ホワイトボードを活用し、アイデアについてまとめている学生たち
滝沢市の農業の未来を一緒に考え、テクノロジーを用いて実現するワクワクする二日間
どの学生たちも、熱心に意見を出し合い、持てる力を尽くして発表の時間までのタイムアタックでプロダクトを作成していきます。
開始から累計およそ15時間。プロダクト発表の時間になり、学生たちの発表を聞きます。
学生たちは、数ある課題の何に着目し、解決案としてどういったプロダクトを作ったのかを制限時間5分の中で発表しました。
どのチームも地域課題に対し、「こういうことができたらよいのではないか」という熱意を感じることができ、とても感慨深かったです。
今回も非常に素晴らしい取組みを拝見させていただきました。
チーム:SeedSparkの「つながるマーケット」。滝沢市の生産者と消費者のつながりをコンセプトにしたECサイトの提案でした。
チーム:グリーンメロンズの「農助」。地域農業に関する情報を集約し、わかりやすくするための多目的なプラットフォームアプリの提案でした。
チーム:うらぎらないの「TsunaAguri」。滝沢市の生産者に、消費者の声を届ける、「消費者と生産者のこころをつなぐ」ことをコンセプトにしたコンテンツサイトの提案でした。
傍聴席からの質問にも、学生はしっかりとした回答をしていました